訪問看護の何気ない会話から生まれた、ちょっと嬉しい出来事
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暑い日が続いています。
訪問に伺う私たちも、車を降りた瞬間の暑さに「今日も暑いなあ」と感じる毎日です。
先日の訪問で、ちょっと面白い出来事がありました。
いつもお会いしている利用者様のご家族が、その日はお化粧をされていました。
利用者様のケアが一通り終わったところで、ご家族からこんなお話が。
「今日は忙しいのよ。免許証をなくしてしまって、今から再発行に行かなくちゃいけないの。この暑さで行くのは億劫だわ」
「それは大変ですね。私も先日、免許の更新で二俣川に行きましたよ。暑くて大変でした」
そんな会話をしていると、
「そうよね、行きたくないわ~。なんでなくしたのかしら?いつもここに入れているのに」
とご家族。
私も物をなくすことがあるので、
「私もよくなくすんですよ。だから免許証はマイナンバーカードと一体型にしました」
とお話ししました。
すると突然、
「あ~~!!」
「一年前のことだからすっかり忘れていたけど、確か一体型……。もしかしたら私もそうしたかもしれない!」
一緒にマイナポータルアプリで確認してみると――
ありました。
ちゃんと一体型になっていました。
「よかった~!この暑い中、二俣川まで行かなくて済んだ!」
二人で笑ってしまいました。
訪問看護は「会話」も大切な時間
もちろん、私たち訪問看護師の仕事は、利用者様の健康状態を確認し、必要な看護を提供することです。
でも、ご自宅に伺っていると、こうした何気ない会話をする時間があります。
今回も、免許証を探すために訪問したわけではありません。
私自身のちょっとした経験を話したことから、「そういえば……」と記憶がつながりました。
もし、「今日のケアは終わりました。それではまた」と帰っていたら、ご家族はこの暑さの中、免許証の再発行に出かけていたかもしれません。
人と人との会話には、時々こんな力があります。
看護師だから何かを教える。
利用者様やご家族だから教えてもらう。
それだけではなく、お互いの何気ない話の中から、一緒に答えを見つけることもあります。
訪問看護では、そんな時間も大切にしたいと思います。
それにしても――
あの日、いつもと違ってお化粧をされていたこと。
「今日は何かあるのかな」と思ったところから始まった出来事でした。
人を見ること。
話をすること。
そして、話を聴くこと。
改めてコミュニケーションの大切さを感じた、夏の訪問での一コマでした。











